平山栄一記録簿  想哲理越憂愁     

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体を整える

もう16,7年前になるでしょうか、いやもう18年くらいになるかな? 中国拳法、というより、体の整え方、体幹力の保持促進、というイメージの稽古を教えてもらったことがあります。同い年の友人からです。

 

その頃、その友人の稽古法がとても変わっていて、手を振るとか、合掌しながら、あるいは円弧を描くように両手を広げるとかして坐っているとか、そういうことをやってました。まぁ騙されたと思ってやってみたらいいよ、そう言われてました。

 

この話、既に何度も書いたことがあると思いますが、自分にとっては大事なことであり、また何度でも確認しなければいけないことでもあるので、また書いてみます。

 

友人に教えてもらったのは、主として、武術的に強くなれる法というイメージでの稽古法でしたが、結局、体、特に体幹を鍛え、健康の保持にも糧となる、という健康法でもあったように感じています。むろん、健康法は複雑に色々な要素が絡んでいるから、武術的な分野の稽古法だけでは不十分です。でも、この稽古法、確実に体幹が育つ、というのはよく分かりました。

 

大変単純な稽古ですが、ある意味、少しつらい稽古でもありました。

 

腕を振るというのはスワイショウです。一般的にただ腕を振るだけのように思われてますが、実はかなり奥が深く、基本的には体幹の微妙な震動によって腕が振れてしまう、というイメージです。それを基本的に2千回する。いや、むろん千回でも千五百回でもいいのですが、20分乃至40分します。結構長くするんですね。

 

これは健康法にも完全にマッチします。本当にこれだけでかなりの病気が治るとも言われてます。癌が治る、なんて言われたりすることもあるそうですが、結局、軽運動による効果だということでしょう。

 

さらに、もう一つは、正座合掌、もしくは半跏趺坐合掌です。これも20分乃至40分。時には30分。

 

最低、この二つの業法を30分ずつするというのが一つのパターンです。続けてしてもいいし、分けてしてもいい。ただ合計一時間ですから、中々実行がつらいものです。いや簡単だよ、という人は既にある程度達人の域に入っているのかもしれません。

 

私はよくさぼるので到底達人の域には入ってません。

 

最近、また少し取り組みだしました。実は、この二つの稽古、不思議なことに合気上げの精度と成功に貢献してくれます。17,8年前に初めて取り組み、自分でも驚くような体験をしました。力ではなく、ほんのちょっとした合気上げのイメージ、もしくはほんの小さなずらし、だけで大変大柄な人が相手でも簡単に圧倒することができる、ということが分かりました。

 

体の大きさや筋肉の大きさなどはあまり関係がない、ということも分かってきました。結局、体が繋がっているかいないか、ということが大事で、さらに、継続することによって、体幹が磨かれていくということも分かってきました。

 

やっぱりこの稽古、というより健康法、またやらないといけないな、と思いつきました。合気上げをもっとさらに磨いていきたいし、武術の感覚の奥の奥を覗き見たいという欲もあります。さらに、食と睡眠、そして畑仕事も混ぜながら、体、及び体幹を磨いていきたい、という意欲もあります。

 

今日は、スワイショウはしましたが正座合掌がまだなので、とりあえず、今から30分坐ります。