平山栄一記録簿  想哲理越憂愁     

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最近の稽古BGM

公園での稽古が基本ですが、自宅で稽古することも無論あります。雨の場合は当然自宅稽古になります。最近は蚊が増え、公園稽古も少し難しくなってますし。自宅稽古ではBGMが流れることが多くなります。音楽ではなく、映画とかドラマを観ながらということになります。

 

最近の稽古BGMでのお気に入りは、三国志演義。随分以前に観たことがありますが、今回のバージョンは縮刷版のようです。youtubeで普通に流れてます。劉備、関羽、張飛3兄弟を中心として、多くの人物が登場し、それぞれの相克や交流が描かれます。人間模様のパノラマです。

 

吉川英治の版で三国志を全巻読みました。読み出すと止まらなくなります。それは動画映像でも一緒。ハラハラドキドキが延々続きます。物語のスジは全部覚えてるのに、何度観ても新鮮な驚きと教訓が与えられます。人間ってバカで傲慢なんだなぁ、いや、それも味か、というか所詮未熟な生き物なんだなぁ、などと自分のことを棚に上げて、見入ってしまいます。

 

稽古は大体がリズム稽古。スワイショウか四股踏み。40分ないし1時間程度。スワイショウは40分、四股踏みは1時間ということになることが多いですね。本当は静止稽古、立禅、座禅もやりたい所ですが、私は何故かリズム稽古派、じっとし続けるのは苦痛な方です。両方ともやってみる実験も必要でしょうけれど・・・

 

リズム稽古も静止稽古も無念無想、というのはありえません。特に静止稽古は無念無想は禁物、禅病と言って、入れ込み過ぎると宇宙のかなた遠くへ意識が飛んでいってしまいます。いわゆる精神障がいの状況になることもある、と報告されてます。偏差と呼ばれることもあります。結構こわいことなんですね。理詰めで物事を考える人とかが危ないとか言われてます。直観型の私は大丈夫かも。

 

禅を組み、無念無想、無の境地で解脱を目指す、なんて発想が元々私にはありません。雑念だらけですから、雑念の湧くがままに任せます。その方が安全なようです。悩み事で頭をいっぱいにすると、これもまた楽しくなくなります。基本的に悩み事に集中する、という作業は苦手。悩みすぎてエライ目に遭ったことがあるので、用心してます。

 

なので稽古BGMはちょうどいいワンクッションなような気がします。ただこのワンクッション、はまりすぎて中々抜けられません。それが悩みですね。

 

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