平山栄一記録簿  想哲理越憂愁     

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①身体を鍛えるということ

身体を鍛えるというのは、本当に地味な作業です。よく友人に、ジミー君にならないと強くなれないよ。と言われました。全くその通り。ついつい派手目の稽古に流れてしまうものですが、それだけでは全然うまくなりません。

 

人に大受けするような大技、例えばダイナミックに身体を回転させながら蹴りを出すとか、連続回し蹴りとか、見る方が驚くような技。そんな練習ばかりしてても全然本当は強くなりません。

 

空手の稽古をしていた頃は、一生懸命、回し蹴りや二段蹴りの稽古をしたものです。若いなりに、これはカッコイイだろう、と思ってやったものです。

 

でも、それは意外にリアルの組手では役に立ちません。部分的に通じる場合はあっても、どっしりとした重みある体感を得ることはできません。

 

そう言えば、もう長い間、地味な稽古しかやらなくなりました。スワイショウ、立禅、座禅、延々と長くやる身体のほぐし、ストレッチ、気功法、呼吸法、ヨガ、試力、四股踏みなどなど。ごく稀に速い動きの稽古もしますが、ほんの短時間。動きの検証だけです。

 

殆ど基本の稽古しかしません。それも、延々と。30分40分が当たり前で、四股踏みの場合は随分長くなったりします。四股踏みは不思議な稽古で、いくら長くしてもそれほど疲れることがありません。長くすればするほど、確実に何かが備わっていく、という自覚が持てます。

 

こういった基本稽古の体感はやらないと分からないものなので、いくらお伝えしてもやらない限り分かりません。でも、四股踏み一時間してください、と言ってもそれは一般的には酷な話になるので、あまり意味がありません。興味のある方はどうぞやってください、という言い方に留めた方が良いと思います。

 

達人という言葉があり、多くの人が憧れますが、これは誰しもが簡単になれるものではありません。私などまだまだ。基本の稽古すら、まだまだ分からないことが多く、よく修正しています。修正は一生続きます。

 

あまりに地味な稽古ばかりなので、外でやっているとどうも怪しまれてしまうようです。まだ不審者通報まではされませんが、変な人がいる、くらいの見られ方はします。できるだけ迷惑にならないよう、人目を避けて稽古しないと・・・

 

でも室内稽古より屋外稽古の方が、断然気持ちがよいです。特に早朝稽古は朝の太陽のエネルギーをたっぷりもらえます。物理的に体内にビタミンDが生成されますから、身体に良いのは当たり前。気分もいいですね。これはしない手はありません。

 

毎日中々できないので、できるだけやりたいと思ってます。