平山栄一記録簿  想哲理越憂愁     

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大東流合気柔術に少しまつわる話

ずっと関心を持っている武術、大東流合気柔術、いまだに術理が全く分からない。稽古されてきた先人の稽古内容も千差万別、さらに、秘密主義なので、創始した武田惣角自身も殆ど稽古に関する記録が無い。

 

でも、武田惣角の実力は桁違いのものだった、という逸話はたくさんある。身長150センチ足らず、体重も確か50キロあるかないかの小柄な体で、体重100キロの柔道の猛者を全くの赤子扱い、腕絡みのようなワザで決めたまま、道場を一周したとか、いくらかかってきても、何十回も投げ飛ばしたとか、信じられないような話がある。日本全国を歩き、あちこちで指導する日々を送り、客死した。

 

合気(あいき)というワザがあり、相手の力を抜いてしまう、という話を聞いている。聞いているだけで、取得する方法は全く分からない。道場を開いている人も、その指導者だけができていて、弟子には全く伝わらなかったという話もある。岡本正剛だ。その道場に行っていた人を友人で一人知っている。直接聞いた逸話がこれ。

 

師匠が正座して座り、後ろから私の耳を掴んでみなさい、と言われ、友人は思いっきり耳を持って引っ張ってやろうと思ってかかっていったらしい。ところが、友人が耳を持つか持たないかした瞬間、師匠はブルんと頭を一振りしただけで、友人は吹っ飛んでしまったとか。非常に驚き、全く意味が分からなかったそうだ。しかし、この友人に言わせると、弟子の誰一人、この師匠のワザを受け継ぐことができなかったと。

 

他の道場では、まじめに伝承のための試みをやっている話を聞いたことがあるが、ともかく秘密主義で、分からない。何でも、合気を受け継ぐというのは大変至難のことらしく、誰でもが出来る訳ではない。能力があり、関心があり、人柄もよく、信頼もできる、そして何より稽古を猛烈にする、そういう過程で、ひょっとしたらワザを把握できるかもしれない、というようなイメージ。

 

ヒントはある。力は抜くということ。抜きっぱなしではないだろうが、力んでは全く駄目だとか。そして、腕でやろうとしない、私が想像するイメージでは、背中を使っている、肘から先ではなく、肘から体内に向かっての体の部位を使っているということなのではないかと感じている。

 

四股踏みは大事だとか。やっぱり達人として継承したと言われる木村達夫も四股踏み千回を毎日したとか。一万回もときどきしたとか。それでマネしてみたりするが、千回は何度もするが、5千回を一度したきりで後はやってない。一万回はやってない。猛烈な稽古って一体どんなのだろう、といつも考えてる。

 

最近は、そんなに詰めた稽古じゃなく、省エネで、適切適正な稽古がいいんじゃないかって思ったりもしている。そうそう、日常の行住坐臥がかなり大事なような。

 

ただ、体の故障だけはどうしようもない。私も多くの怪我や事故であちこち故障がある。それはもう仕方無いことで、どう治すかという課題もあるが、故障の他の部分をどう使うかという課題を考える方が多い。

 

故障の全くない武術家って滅多にいないだろう。そう言えば、武田惣角も、若い時分、10何人を刀で切りまくったりして暴れたことがあるとのことだが、最後に捕まって倒れ込んでしまい、ツルハシで腰の部分に刃を打ち込まれたらしい。気を失ったが蘇生し、九死に一生を得たと。(ツルハシを打ち込んだ者は惣角は死んだと思ったらしい。)それからずっと腰の痛みを抱えながらの修行だったとか。そのため、温泉を好んだという話がある。

 

こういうヤリトリは私としてもやりたくない。ただ、故障についての受け止めは見習いたいと思う。体の故障があるからと言ってめげてはいけない。故障があるのは人間当たり前。どうカバーし、前を向いて生きて行くか修行するかということが大事。

 

ただ、マスクしない着けられない、着けたくない、子どもたちからマスク外すためにマスク着けない・・・という流れで、仕事が殆ど一切できない、という状況は・・・かなり厳しいね。何とかするつもり。アイデアはあるけどね。実践開始しないとね。