平山栄一記録簿  想哲理越憂愁     

人生の様々な側面を表示します メール keitaisan@icloud.com 

一昨日の毎日新聞記事、テキスト記録及び雑言

一昨日の記事④で触れた毎日新聞の記事、あまりにひどい記事だったので、テキストは記録に残しておく。以下。===線で囲う。

 

=======================

「マスクで熱中症、根拠ない」 感染対策と両立求める 救急医学会

 

毎日新聞 2022/7/15 20:41(最終更新 7/15 20:42

 

新型コロナウイルスの影響を受け、マスクをつけて通勤する人たち=東京都中央区で、小川昌宏撮影

 日本救急医学会などは15日、新型コロナウイルス流行下の熱中症診療に関する手引を公表し、「マスクの着用が熱中症のリスクとなる根拠はない」と明らかにした。マスクを外すことで息苦しさは軽減されても熱中症予防にはならないとして、主に部屋の換気やエアコンの活用、水分補給などを行うよう呼びかけた。

 学会などは、熱中症と新型コロナとの関連を調べた国内外の文献を分析。その結果、健康な若年成人の場合、マスクを着用した状態で、暑い中での1時間程度の軽い運動や、20分のランニング程度では、着用していない場合と比べて運動後の体温の上昇に違いはみられなかったという。ただ、高齢者や子ども、既往症がある人に関するデータはなく、注意が必要という。

 学会の横堀将司・日本医大教授は「『熱中症予防のためにマスクを外しなさい』というメッセージは、国民をミスリードする可能性がある。場面に応じて着用を判断し、(感染対策との)両立を考えてほしい」とした。【寺町六花】

=======================

 

この記事を読んで始めに思ったのは、最初からマスクを外すことは考えておらず、マスク装着は大事だという前提で書かれてるということだった。2020年頃は、マスクと熱中症の関連なんて全く当たり前。熱中症になることが心配だからマスクは危険だというような話ばかりだった。マスクを着けると熱中症になりやすい、というのが本当に当たり前に流通していた。それが、この記事では、マスクを外しても熱中症予防にはならない、とか。

 

全く真逆のことを平気で言ってる。これを言ってる人は、マスクを着けて運動とかしたことないんじゃないか? どんなデータで取っているのかも分からない。数値を出しているがどこまで本当か分からない(よくとんでもない言い訳作るからな)、グラフや体温を示す色別の図表などもない。延々と、マスクを着けたときと着けてないときの温度数の若干変化という数字で記録されてるだけ。ずっとそういうのが続いてた。

 

そういうデータだって、どこまで正確なのか分からない。実感として、私も体験してるし、若い人たちも充分体験してる。マスクを着けて歩くこと自体、熱中症ですぐにひっくりかえりそうになると言っている。マスク着けるとソッコーで暑くなる、そう言ってる人たちはウソを付いているってことなのか? 

 

例えば、私は、介護の仕事で待機中、マスクを着けていて湿度の高い状況でマスクがぴったり顔面に貼り付き、頻脈、目眩が起き、失神しそうになったという体験がある。マスクを着けてじっとしているだけで、言わば熱中症のような状況に一瞬でなってる。これをどう説明するのか? 元来、マスクなんてもう日本以外どこも着けてないという現実をどう考えているのか? マスクを着けることでどれだけ大きな健康被害が起きているのか知らないのか?

 

記事の中に書かれてる救急医学会という所が、「新型コロナウイルス流行下における熱中症対応の手引き(第 2 版)」というのを出しているが、著作権を取っており、文章、図表の転用、複製を禁じるそうだ。一通りざっと目を通したが、本当にひどいものだった。こんな文章と図表で、一体何を言いたいのか分からない。とにかく熱中症とマスクは関係ない、ということを言いたいだけのようだ。第一、それで手引きって言える? 本当に笑ってしまった。

 

最大の疑問を聞かないといけない。マスクは朝から晩まで着けるためのものか? それによって健康被害起きてるが、それについては? マスクに感染予防の効果は全くないのに何故着ける? そもそも新型コロナウィルスの存在証明が無いのは何故?

 

聞いてもムダだろう。一言問いかけ始めた所で、耳にフタをするから。陰謀論という見事な返し技が鉄壁だと信じているだろうから。世界で殆ど日本だけしかマスク着けてない、ってことの意味も知らないから。カネの奴隷だらけで今の世の中成り立ってるから。それと気づいたことは、殆どの人たちが、これほどに何も調べない、テレビや新聞の言いなりになる。本当に気持ち悪いほど言われた通りに行動し生活する。マスク着けろと言われたらすぐ着ける、2才の子供にも着けろと言われるとあっという間に着け始める、本当に分からない。なぜそんなに従順になれるのだろう?

 

実は、どこかしら、どういう背景があるのか分からないが、国とかテレビとか新聞とか、全く何の疑いもなく信じている、ってことなのかもしれない。私自身は本当にラッキーだったことがある。日本で生まれ育ったが、小学生4年くらいのときだった、自分が日本国籍を持たない、韓国籍の人間であることを知った。いわゆる在日韓国人だということだ。

 

沖縄に移住するまで、それはそれは多種多様な差別と侮蔑を体験し続けた。殆どの日本の方々はそういった現実をご存じない。制度差別、民族差別、国籍差別などは、日本に厳然と存在していることをご存じない。最近試しに警察に聞いてみた。私「あの~、外国人登録証、昔、紙だったけどカードになってるアレね、今でも常時携帯とかしないといけないんですか?」警察「あぁ、それは義務になってますよ。」私「それじゃ、持ちあるくの忘れたら、昔は逮捕とかできるとか言われたことあるんだけど、それも変わってないんですか?」警察「そうですね、そうなったら逮捕されますね。」

 

ガーン、ゼンゼン変わってなかったんだ。機会があったら、もう少し詳しく調べて見よう。それにしても、日本側の在日外国人に対する姿勢って、殆ど変わってない。これは本当に驚異的だ。

 

上の警察とのやりとりは沖縄県の地方警察とのやりとり。言葉ではあまり表現できないけど、のんびりとしたやりとり。内地じゃこういうわけに行かない。さきほどのやりとりにつづいて少しまだ話してる。私「いや~、内地でずっとエライ目にあってね。差別差別でとんでもなかったよ。沖縄の人は外国人差別しないから本当に感動しましたね。外登カード忘れたからって、逮捕なんてしないでくださいね。」警察「あぁ、はい、まぁ」最後は苦笑い(電話でも分かる)みたいなムニャムニャで終わったけど、冷たくはなかったな。もういっぺん試してやろうと思ってる。

 

ただ、内地から来た内地バリバリの警察官だとこうはいかないだろう。辺野古での地元の方への取り締まりでは、大阪から来たとかいう応援の警察官、地元の年配の女性のクビを締めてたからね。ロープにひっかけたりとか。もう本当にひどかった。言葉の差別も問題になった。土人発言・・・もう言葉もない。

 

内地は大キライだが、ただ、素晴らしい人たちも勿論おおぜいいる。そういう方々とはいくらでもお付き合いできるし、話もできる。でもどうにもならない差別主義者が圧倒的に多いのは確かなんだな。この感覚は当事者でないと分からないし、怒りも理解できない。いくら伝えても丸で素通りという人が驚くほど多い。残念だ。考えてみれば、小学校中学校高校大学と、クラスメートの中でも、こうした話を普通に同じ目線で話し合えたという体験が殆ど無い。よくよく考えてみれば、これは異常なことだなと自覚できる。沖縄だけは違ってた。これは本当に驚いた。在日外国人への差別がゼンゼン無い地域というのを、日本の国内で初めて体験できた。なので今は沖縄に住んでる。