痩せたいけど痩せられない、そう言う人はたくさんいます。痩せることは難しい？ いや、それほどでもありません。
何を言ってる、どんなにしても痩せられないのに、よくそんな勝手なことを言えるな、そういう声が聞こえそうです。でも本気になれば誰でもが簡単に痩せることができます。
私の体験でお伝えします。３０年以上前の話、なぜか、知らない内にどんどん太り始めました。空手の稽古を止めた頃からです。あまりに激しい稽古は心肺機能に悪い、健康によくないと知り、止めました。その反動でしょうか、だんだんと体重が増えていきます。少しでも運動を、と思い社交ダンスを始めました。
でも所詮は素人の悲しさ、真剣味も足りません。何かしら空手ほど打ち込める気持ちも持てず、集中できません。ふと、練習しているとき、窓ガラスに自分の姿が映りました。愕然としました。お腹がボーンと出ていて、まるで大きな狸がくるくる回っているような風情。あまりに変わり果てた自分の姿に本当に驚きました。
久しぶりに体重を自宅で量ると、８０キロを優に越えています。今までの最高体重です。このままでは、あっという間に９０キロ当たりまでいってしまうのではないか、と恐怖を感じました。
ヨシ！
一念発起しました。ともかく体重を減らしてみせるぞ、と決心し、様々に調べ、自分に合う方法を検証しました。その結果決めた方針が以下です。
朝、と昼はちゃんと食べる、夕食は食べない、或いはバナナ１本、そして空き時間は徹底的に有酸素運動。腹筋運動、スクワット、ウォーキングが中心。基本的に２０分以上の有酸素運動を行う。運動メニューは無理せず、日毎に変更してもいい、２０分以上で脂肪の燃焼が急増するので、それは意識する。
そして、大事なこと・・・毎日、体重計に載って確認し、体重の減少を観察する。
ただこれだけです。後は意志力との闘い。食べることは嫌いではないので、放っておくといくらでも食べます。空手をしていたときの食事量は結構多いメニューでした。止めてからも食事量の変化はそうなかったので、体重増加はやむを得ない所だったと思います。
でも、このまま増加傾向を放置すると、それこそあっという間に９０キロに届いてしまいます。なので、強い意志力をもって先に記したメニューを徹底して守りました。基本的に晩ご飯は食べないも同じです。どうしてもお腹がすいて目が回りそうだ、というときはバナナを１本食べます。
それと、あまりにも制限しすぎて、お腹いっぱい食べたくてたまらない、そういう時は我慢せず、お腹いっぱい食べます。それで気分を充足させ、次の日は、朝も少なめ、お昼は簡単に済まし、晩は抜きます。
なぜ夕食を抜いたりバナナ１本にしたりするかと言えば、晩に食べた食事の栄養、カロリーは、あんまり消費されないからです。夕食の後は、たいていは寝るだけ、脂肪の燃焼もあまり起きません。痩せる要素があまり無いのです。
この方法で３ヶ月、一気に９キロ痩せました。急激に痩せたように見えますが、回りからは何だか知らない内に痩せたね、という印象だったようです。でも確かに腹回りはすっきりペッタンコになりました。驚かれました。
その後、リバウンドもありません。なぜなら、２，３キロ、あるいは３，４キロ体重が増加したときは、すぐにこの痩身法を実行したからです。
また、プチ断食も大変有効です。夕食を抜き、朝食も抜く、そうすると２０時間以上、食物を取らない、ということになります。内臓を充分休ませることが出来ますし、内臓機能がリフレッシュすることとなります。
本格的な断食を一人で勝手にするのは危険だと思います。しっかり調べ、無理のないレベルで行った方がよいでしょう。私の取った方法は、断食というより、夕食の基本的カット（バナナ１本は認める）と有酸素運動、というシンプルなもの。でも、意志を強く持ち、これだけを実行すれば、充分効果が上がります。また自信もつき、また体重増加を体験したときでも、必ず元通りに戻す確信を持てるようになります。
私自身、ときどき自分の理想体重から大分オーバーすることがありますが、そういう時は、すぐに夕食のカット、及び大幅に少量とする、という対応、プラス、有酸素運動（今ではスワイショウと四股踏みに変えてます）という形を取ります。それで解決します。
繰り返しになりますが、鏡で自分の身体をチェックすることと体重計で体重の減少をチェックする、ということも大事です。
健康の維持のためには、体重のコントロールは重要です。放置しておくテはありません。また痩身は実はそれほど難しいことではありません。身体に入れる食べ物の量を減らす、特に夕食を減らす、もしくはカットする。その上で有酸素運動をする。何度でも言います。合間にかがみを見る、体重計で体重を確認する。こういう流れになります。
ご参考になさってください。
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