平山栄一記録簿  想哲理越憂愁     

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武田邦彦は想定通り、無回答

②武田邦彦の動画に関連することで - 平山栄一記録簿 想哲理越憂愁

 

武田邦彦と参政党にこの動画のことについて、質問して、返事が来るかどうか10日ほど放置すると書いて、もっと長期放置してしまったが、やはり何の回答も無し。考えてみたら、武田邦彦個人への問い合わせができてなかった。しかし、たまたま武田邦彦のメールアドレスをみつけたので、そこにメールした。中部大学の教員ということで連絡先が書いてあったので、そのメールアドレスに、メールした。内容は以下。

 

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 武田邦彦さんのyoutube動画を拝見しました。残念なことに、元「従軍慰安婦」の方々の苦悩、被害、ジェノサイドについて、正確な理解を持っておられるとは思えませんでした。私自身、元「従軍慰安婦」被害者たちの報告集会で、30年ほど前にご本人たちとお会いしています。あまりに残酷な内容のご発信の数々に瞠目する思いでした。
 
 私は吉田清治の2冊の著作、さらに今田真人の「吉田証言は生きている」さらに、「女性国際戦犯法廷の全記録 1」を読み、この「従軍慰安婦」に関する問題について、私なりに解釈しています。明らかなジェノサイドであり、日本軍、当時の日本政府は、筆舌に尽くしがたい苦悩と被害を、多くのアジア中の女性たちに与えました。武田さんの動画の内容のように、軽々に取り上げられるようなことでは無いと思っています。
 
 「女性国際戦犯法廷 全記録 1」のビデオ証言の抜粋があります。鄭南用検事が紹介しています。
 
***「ビデオ証言」
 
○私の前で恨みをはらさずには目をつぶれません。やつらが私を不具者にしたのです。わたしはちゃんと口がきけません。・・・・・怒りで震えます。
○腹が立って、ほんとうに身の毛がよだつ・・・・・。
 奴らは朝鮮女性の前で、私の前に来て、許しを請わねばなりません。そして補償もしなければなりません(金福童)。
○奴らは朝鮮人の前に来てかならず謝罪し、膝を屈してあやまらなければならない(金英淑)。
○・・・・・骨が折れて、誰のせいで・・・・・、手が使えなくなって、・・・・・。
○奴らを何度でも処断してこそ私は目をつむることができます。その前には死ねません。
○私たち20万の「慰安婦」たちに何の罪があるっていうのか。・・・・・刀で殺し、・・・・・広場に引きずり出して殺し、・・・・・。大きな罪だ。花のような青春を奪って、人生だめにして・・・・・。朝鮮にきて女性を皆・・・・・。補償金は国が払わなければなりません。国からもらわなければなりません。
 
 
 こうした内容をどのように受け止められますか?  
 
 
 武田さんが動画でおっしゃってる内容は、言われることについての根拠が欠落しているように感じています。是非一度、電話でお話を伺いたいと思っています。武田さんと私とは、見解がかなり違うと想像していますが、まず、武田さんのご主張を伺いたく存じております。お忙しい中、恐縮ですが、ご都合を合わせ、お話させていただけますか?
 
 宜しくお願いします。
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もう今は4月18日。やはり、私からのこの本人へのメールに対しても返信するつもりは無さそうだ。おそらくこの人は、吉田清治の著作2点も今田真人の「吉田証言は生きている」も、「女性国際戦犯法廷 全記録 1」も読んでいない。読んでいないので反論することもできないだろうし、仮に読んでいたとしても、尚、反論できないだろう。これほどに薄っぺらい者が、「従軍慰安婦」問題にクビを突っ込み、浅はかで未熟な反論を唱えるという状況において、日本のこの問題に対する取り組みの立ち位置が分かる。結局、真剣に取り組む気がないということが明らか。もうわずかになってしまった「従軍慰安婦」の生存者に対して、真剣に謝罪し、法的責任を認めることもしないだろう。世界からの尊敬を得るチャンスを失うことになる。気の毒でならない。