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フランス、350万人デモ

 

 

仏350万人 年金デモ/今世紀最大 全国300カ所で/ストなど抗議続く

 

フランスが年金開始年齢が62歳から64歳に繰り下げられることに抗議し、全国で350万人デモが行われたという記事です。日本では現在65歳から年金開始。ただし、今後70歳に繰り下げられることも想定しているという状況。支給金額の増額で希望によって、という触れ込みですが、実際どのような運用なのか・・・

 

これだけ巨大なデモが行われるだけ、フランスの民度は高いと感じました。日本ではこのような巨大デモは起きません。今後も起きないのでしょうか? そういう状況が続くと、今後簡単にマイナンバーカード9割達成とか、憲法改正賛成とかに簡単に丸め込まれると思います。

 

最近特に感じるのですが、多くの日本の国民市民が、日本政府を一応まともなのだと考えているフシが見えます。個人的には私はまともだとはとても思っていません。

 

マイナンバーカードのシステムがどれほどに異常なのかは、マイナポータル利用規約を読めばすぐに分かります。この規約の説明を政府もデジタル庁も、メディアも全くしません。意図的だと思われます。私ごときがいくら「マイナポータル利用規約」の邪悪性を説明しようと、一般主流メディア対私ごとき、もしくは、一般主流メディア対少しは存在する反対派の抗議とでは、双方とも、恐竜とアリでしかありません。いや、恐竜対アメーバと言ってもいいかもしれません。

 

さらに憲法改正のトラップについても、殆どの人は全くご存知ありません。憲法審査会という憲法改悪のための会議が現在行われていることもご存知ありません。緊急事態条項を統べる条文が、海外の緊急事態条項に比べても、どれほどに悪質かもご存知ありません。メディアが出しませんし知らせません。むろん政府も知らせません。もっとも内容を参議院インターネット審議中継で見ましたが、条文レベルでの内容のやりとりは殆どなく、とてもじゃないですが、まともな審議とも思えない代物でした。憲法改正、いや改悪なのですが、このやり方も非常に姑息かつ乱暴なやり方であることが露出されてません。この件に関する詳細は、3月19日のブログ記事で書きました。

 

本当は、ツイッターや共産党の記事でほんの少し情報として出されているフランスのデモの規模は、日本でも普通に起きて当たり前と言えるほどに、日本ではムチャクチャな状況が続いています。にもかかわらず、殆ど誰も危機感を持ちません。これほどの無関心により、日本政府は国民市民を御しやすいと考えていると思います。実際、殆どの国民市民が自分で調べる、考えるという作業をしません。

 

今のままだと、おそらく日本は壊れると思います。いや、壊れたことすら気づかず、知らない内に、日本の存在というのが実質無くなっていくと思います。今ですらまともな国家としての機能はガタガタなのですが、さらに国家としての最低限の体裁さえ調わない国もどき、いや単なる反社会組織が国家を偽装しているとしか思えません。犯罪者による支配地域となるのではないでしょうか。