平山栄一記録簿  想哲理越憂愁     

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②最近の世相の印象

タモリが黒柳徹子の番組で、昨年末に、来年は(2023年は)どんな年になるかと聞かれ、「新しい戦前」になると答えたことを覚えている。この言葉を聞いたとき、タモリは、ある程度、今後の日本の未来が透けて見えるように思っていたのかな、と感じた。2023年は、かなり荒れてくる年になる、というイメージだったのだろう。タモリは具体的なことは言わないが、多分物がよく見える彼には、日本政府の行状と国会議員たちの言動を見たりすれば大体のことは分かるだろう。特に、昨今のコロナ騒動、マイナンバーカード、憲法改悪の流れなどを見ていれば、大体の行く末は見えてくる。それをタモリは、シンプルな言葉で顕してみたのだろう。

 

しかし、その指摘はまだ浅いかもしれない。今は既に、新しい戦前ではない。今既に戦中、と言うべきかもしれない。そう思っている。

 

コロナ騒動は、日本において既に4年目を迎えている。政府とメディアによる、ありとあらゆる詐欺と虚偽、捏造が繰り返されてきた。今なおその作戦は続いている。マイナンバーカードは既に7割前後の交付率になっていると聞く。未だに、マイナンバーカード返納の嵐は起きていないようだ。いや、まともな統計報告は無いから、これとてまだ本当には分からない。それでも、多くの国民が嬉々としてマイナポイントを集めていることはかなり表に出ている。残念ながら、マイナンバーカードの危険性を知る人はまだまだ少ない。マイナポータル利用規約というものを、まず殆どの人が読まないので、その危険性の理解はできていない。その中で奨められている人権消失、監視社会への傾斜、奴隷化実現・・・等々が恐ろしいほどの無思考で裏打ちされ続ける。

 

とどめは近々、間違い無く与党がやるであろう憲法改悪、それも緊急事態条項の導入という、彼らにとっての奇貨だ。これさえ手に入れることができれば、与党連中は万能となる。それを熟知しているからこそ、コロナ騒動の長期化を図っている。既に新型コロナウィルスの騒動は海外では終わっている。マスクもPCRもワクチンも海外では一切終わっている。そのことは日本では伝えられない。そして、日本では、やっと医療対応が5月8日に2類から5類に変わるとされるも、未だにコロナワクチンの延命を図っている。さらにマスクは感染対策として重要だとし、今なお、バスや電車で混雑の時には着けよ、だの、高齢者施設に行くときは着けよだの、スタッフは基本的に着けよ・・・などと言われている。すべて何の根拠もない。何の根拠もないということをいくら説明しても、既に聞く耳が無い。マスクはいまだに重要な感染対策なのだそうだ。いや、本当にこれが未だに言葉に出せる、そしてそれを人が受け止めるという、馬鹿馬鹿しさ。バカバカシイと言われて怒る人は全く自分で調べてこなかった人たち。アンタらには罪があるよ。子供たちを壊し続けてるから・・・

 

これまで、いやと言うほど伝えてきたつもりだが、ほぼ全く伝わらない。覚悟はしているが空しさが募るのは致し方ない。とは言え諦める訳にもいかない。

 

緊急事態条項を今の与党の連中が手に入れてしまうと、本当にその後の日本社会は全くの別物になってしまう。誰も想像したこともない社会が訪れる。基本的人権は無くなり、言論の自由、思想信条の自由も破壊される。政府を批判する者は、条例無しで逮捕され、拷問もされるだろう。小林多喜二が殺害されたような事件も当たり前に頻発することになるだろう。もちろん、徴兵制も簡単に導入されてしまう。私たちの子供たち孫たちが戦争に取られ、多くが人の命を奪い、自らの命も奪われていくだろう。そういう社会がやってくる。

 

冗談であってほしいが、冗談ではない、現実に起こりうることなのだが、残念ながら殆ど誰一人気づいていない。政府とメディアはステルス作戦を取っている。最近、いろんな人に問いかけてみた。緊急事態条項のことを知っているか聞いてみた。全滅だった。聞いてみた中で一人も知らない。ここまで誰も知らないとは、我ながらかなりショックを受けたものだ。

 

そりゃそうだ、自ら調べない限り、緊急事態条項のことなど、政府もメディアも学校も誰も教えてくれない。政治についての勉強などというものは、日本の社会では存在しない。そう言えば、政治を学ぶ学習などというものもここ数十年、全く行われてこなかった。これはとっくの昔から実行されてきた。れっきとした魂胆を踏まえた上での作戦だったのだな。改めて思い知る。

 

ひょっとしたら、かなりもう無理なのかもしれないなぁ、と考えながら、それでもなおどこかで何とかならないものか、と考え始めてしまう。そして体が動いてしまう。この口が黙らず誰彼と語りかけてしまう。性分なのだろう。あきらめが悪いと言ってもよい。いや諦めるのはまだ早いな、何かしら有効な手立てを考えてみよう。それに、ともかくもがんばった、という自分の歴史だけは残したい。何もせず、すっかり諦めてしまった、なんて生き恥はしないでおこう。

 

それにしても、今の政府、なんてずるがしこいんだろう? ずるがしこいのを褒めることはできない。むしろ、当たり前の人間レベルからすっかり転がり落ちて、とても可哀想な立ち位置に下ってしまっている点は実に気の毒だ。七生祟られるだろうな。自分はとにかく、子供たちの命と未来を助けたいの一念だけなので気が楽なのかもしれない。その内、楽しいダイヤモンドの瞬間も体験できるだろう。どんな場合にでも、ともかく諦めないことだな。