モーターサイクルダイアリーズ ２００４年の映画だからもう１８年くらい前に製作されたもの。初めて観たのは随分前だ。もう１３，４年くらい前だったと思う。人によって好き嫌いがあるみたい。私にはとても良かったのだが、友人にこの映画を薦めてみたものの、その友人にとっては？？？だったらしい。全く分からないと言われた。へーそうなんだと少し驚いたものだ。
いろんな部分、若きゲバラの葛藤、そして考え方の描写、感覚の描写、発する言葉のキレッキレなこと。何もかもが私には新鮮だった。若いからこそのハチャメチャぶりも面白かったものだ。ゲバラ２３才の頃に友人と二人で行った長期旅行。ゲバラ自身に強烈な印象と考えの変化をもたらした体験の数々・・・
映画を観て思ったのは、自分も若い頃に、同じような長期旅行の体験をしたらよかったという想いだった。日本で暮らす自分には、そして、普通の回りの人たちと同じような人生を歩んでいた私には、とうてい無理なことだった。でも、同じ２０代で（彼より少し年かさだったが）１ヶ月ほど、ヨーロッパを一人でバックパック旅行した体験があり、少しは勉強になったこともあるが。しかし、せいぜいちょっとした文化面での体験をした程度。自分には勉強になったが、ゲバラの体験には、あったり前だが到底及ばない。私のはミジンコみたいな体験だったように思えてしまう。
また近い内にこの映画、もう一度観てみたいなと思ってる。
