平山栄一記録簿  想哲理越憂愁     

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②カフカ その他

フランツ・カフカの作品で有名なのは「変身」という小説。若い頃読んだ記憶があるが、どんな小説だったか丸で覚えていない。何かしら難しかったような記憶の断片だけがある。この方の人となりをウィキペディアで知り、興味が出てきた。

 

古書店で、「変身」と「審判」の二つを含む古本を見つけたのがきっかけ。懐かしい書名だなぁと手に取っていて色々思い出していた。これは、何かおもしろそうじゃないか? なんて感じ始めてもいた。

 

この作家の書く文には不条理が流れている。世の中、社会、政治、生活、人生、すべて不条理に満ちている。何が何やらさっぱり分からない。それが当たり前。ウソが当たり前の顔で大手を振って歩いているのが人間生活での通常運行。

 

それを考えると、カフカの指摘は重要だと改めて思った。新刊本よりかなり安いから、古書店で買ってみよう。この間のタイムマシン(H.G.ウエルズ)もとても良かったしね。本当に面白かった。人間の未来を簡単に予見している。きっとそうなるだろう。これは確か125年ほど前のSF小説だ。カフカも100年ほど前に人生を紡いでいる。

 

古典の方がやっぱり面白い。今の小説って何かあるかな? 考えてみれば今の小説、全然読んでない。残念ながら読む気になれない。何度か読んだことがあるが、つまらなかった。人間って、最近劣化してるのかな、と思ったりしている。

 

ちなみに、「1984年」を書いたジョージ・オーウェルもカフカも40代で亡くなっている。二人とも間違いなくムチャクチャ頭がいい。頭の良すぎる人は短命なのかな? じゃあ私は安心だな。いや、油断しちゃいけないぞ。何しろコロナ関連で好き放題に書いてるからな。ディープステートの暗殺リストに載るかもしれない。

 

いやいや私みたいな、まだまだちっぽけなブログ書きなんてシミにもならないさ。大物になったら危ないけどね。リュック・モンタニエとかマイケル・イードンとか大橋眞とか、すごいなと思う。もう死ぬことなんか全然怖がってないもんね。

 

私も実は怖くない。人間、元来無から生まれて無に帰るってずっと思ってたけど、実はそうじゃないと最近気づいた。何のキッカケもない。何となく気づいてしまった。それをきっかけに、「エイリアンインタビュー」なんて本も見つけた。

 

記憶は消去されるもの、とは言い得て妙だ。この本、SF 小説としてもすごい。矛盾する文章が多々出るが、翻訳の問題もあれば、意図的にされてる可能性もある。とにかく面白い。ゆっくりゆっくり読んでいる。