平山栄一記録簿  想哲理越憂愁     

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③アバドの名演 チャイコフスキー交響曲4番

高校生の頃、友人の影響でクラシック音楽を初体験しました。音楽は嫌いじゃなく、クラシックギターを小学校6年から始め、2,3年教室に通ってた時期もありました。これも友達がギター教室に行くというので、金魚のフンのように付いていったのが始まりでした。友達の影響って大きいですね。というか、私自身が付和雷同的な所があるのかもしれませんが。

 

ギターは高校でも同好会に入ったりして結構のめり込んでました。それと同時に、友人がいろんなピアノ曲や交響曲、協奏曲などを教えてくれ、その楽しみを知ることになりました。ラジオでクラシック音楽番組を良く聴いたものです。その中で、とても感動した演奏があります。

 

有名な曲ですが、チャイコフスキーの交響曲4番です。既によく知っていた曲でしたが、ラジオで演奏が始まったとき、好きな曲なので嬉しく思ったのを覚えてます。ところが、その時の演奏がもうとてつもなく素晴らしいものだと気づいてしまいます。言葉で音楽の素晴らしさを表現する術はありませんが、もう鳥肌が立つというくらいに感動した、という位しか言えません。

 

クラウディオ・アバドが指揮者、交響楽団はウィーンフィルかベルリンフィルだったような。実はあまりよく覚えてません。アバドが指揮者だったということだけはよく覚えています。演奏後にナレーションが何故か入っていて、(ライブだった?)「史上稀に見る素晴らしい演奏でした・・・」とかの言葉が入ってました。これも朧気な記憶ですが、すごい拍手が延々と続いていたような・・・気がします。

 

こうしてこの体験を書き出してみると、人間の記憶って実に曖昧なものだなと自分ながらあきれてしまいます。ただ一つ間違いの無い記憶は、本当に素晴らしい演奏だったこと。演奏が進むに連れて感動のピークが頻繁になります。最終コーナーを回る頃はもう幸せの絶頂、座って聞いていることができなくなり、立ち上がって指揮者のように手を振りながら部屋中をぐるぐる歩き回ったものです。

 

おそらくライブ盤だったと思うので、レコード化とかはされてないのかもしれませんが、どこかに音源が無いものかと随分探しました。見つかりません。アバドは既に故人となってますから本人や交響楽団に聞く訳にもいきません。本当に残念です。

 

ただ、音楽は本当に素晴らしい。どんなに腹の立つことがあっても、大好きな曲、大好きな演奏を聴くと、もう本当に幸せな気持ちになってしまいます。これってとても便利なことだなとつくづく思います。今の世の中ムチャクチャなことが多く、人間って全く不完全かつひどい生き物なんだなと思わされること再々なのですが、気持ちの良い音楽を聴くことができると一気に癒やされてしまいます。

 

しかし、その音楽家たちは今とんでもない悲嘆のどん底にいます。コロナ騒動の影にまぎれ、仕事もできず、当然練習にも身が入らず、将来を憂え、自殺する人も既に多数いると聞きます。とてもつらい話です。ある演奏家の方から聞きました。何かしら突破口はないものでしょうか? 

 

それにしても、このアバドの名演、何とかして見つけたいものです。