平山栄一記録簿  想哲理越憂愁     

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②「お、みんなノーマスクだね。」

今日は、県庁前でマスク街宣の日だ。トップバッターとしてしゃしゃり出る。いつものことだが、事情もあるので了解してもらってる。さすがにこれまで10数回させてもらっているだけに、口回りも段々滑らかになってきた。まだまだ大向こうを唸らせるほどにはならないが、若干、私あてに視線が集中することもある。単に声がでかいだけかもしれないが。

 

今日は、とても嬉しいことがあった。さんざんマスクを着けることの無意味さ、有害性について語り尽くし、少々疲れが見えてきたときに、5人の中学生(高校生?)グループが自転車で通りかかった。全員ノーマスクだ。

 

「お、みんなノーマスクだね。」と声をかけると、

 

「前に言ってもらったし。」と一人が答える。

 

うん? そう言えば何となく見覚えがある。あ、3,4週間前に話した5人組か。あのときは確かマスク姿もあったはず。今日は全員ノーマスクだ。いやー、やってくれたな、と驚きながら、

 

「そうか、そうだったな。エライよ。学校ではどんな感じ?」

 

「もう全員マスク。」

 

「ウザイ。」

 

「マスクして死んでる子もいるのに。」

 

と、機関銃のように短信をもらった。

 

「そうかぁ。学校は変わらないね。でも、みんなノーマスク。エライよ。がんばってなー。」

 

信号が変わり、皆移動し始めた中で、彼らの後ろ姿を見ながら、どうか皆無事でこの時代を乗り切ってくれ、と願った。

 

しかしやっぱり、子供たちは敏感だ。直観も優れている。大人よりも遙かに見通している。子供たちが希望だ。もっともっとたくましくなってほしい。やっぱりマイク街宣、止められないよ。一人でも若い子を助けたい。ヤクザな国やメディアに負けてはいられない。

 

またもう一人、貴重な情報をくれた人がいた。たまたま信号で立ち止まった青い目の外国人。ノーマスクだ。早速声をかける。

 

「ノーマスクですね。」

 

「もちろん、ワクチンもダメだよ。」

 

「どこから来られたのですか?」

 

「ニュージーランド。もう最悪だよ、クレージー。タマキもちょっとだけクレージーだね。」

 

「え、よく分かってますね。」

 

「ノーマスク。ノーバクシン、がんばってね。」

 

「ありがとう。気をつけて!」

 

ろくな会話にもならなかったけど、瞳のきれいなナイスガイだった。入れ墨マンタンで迫力あった。後ろ向きで信号を渡るとき、両手をあげて、

 

「がんばってー。」

 

「気をつけてねー。」

 

のやりとりもできた。

 

今日はこの2ポイント、収穫だったなぁ。分かっている人は確実に増えている。