平山栄一記録簿  想哲理越憂愁     

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稽古仲間に・・・

型の稽古、ゆっくり稽古、結果は21分40秒くらい。最近トライした中ではとりあえず一番長い時間の稽古。まだまだ30分に至るまでにはなれない。ゆっくり稽古は本当に勉強になる。動きの中で動き方の修正を思いついたりすることもできる。むろん、体幹の鍛えにもなる。

 

一般的な太極拳の型ではない。簡化式とか、24式とか言われたりする型の内容から、余分なのを取り去り、コンパクトにしたタイプのもの。どなたかが改案したものを達人の友人が伝承を受け、それをさらに私が伝承を受けた、というもの。比較的コンパクトなものなので、これを一時間かけてするとなると、かなり大変。とりあえずは久しぶりの30分を目指しているけれど、中々できない。

 

ゆっくり稽古の後、少し早い目の型稽古もする。大体2分から3分くらいで終わるような形。イメージは大分異なってくる。自分で勝手に色々アレンジするので、内容はどんどん変わってくる。最近のマイブームは、ラストで右足左足とそろえて立位になる部分で、右足左足を床面に(今回は公園なのでコンクリート面に)かなり強く叩きつける、という形を取っていた。

 

稽古を終えて帰りかけたとき、たまたま通りかかった人が、私に声をかけてこられた。

 

「失礼ですけど、これは陳式の稽古ですか?」

 

稽古をしていて声をかけられることは滅多に無い。沖縄では初めてのことだった。

 

最初に説明した通りのことを伝え、陳式ではないことをお知らせした。ついでに、私が勝手にアレンジして足を床面に叩きつけるような動きを入れたということも説明した。聞けば、この方も中国武術をやっているそうだ。空手から始め、当初はダンベルトレーニングもしたけれど、今では基本の稽古ばかりしてます、とのこと。私とよく似た経緯を辿っておられる。武術テーマの話に少し花が咲いた感じ。

とても嬉しいことだった。お話のされ方も謙虚でクール、ご自宅を稽古場兼道場のようにされているらしい。名刺を渡し、いずれ一緒に稽古をしましょうと言っておいた。稽古仲間になっていただけたらよいのだが。連絡をいただければありがたい。

 

後はご縁に任せる。

 

私の稽古内容は非常に地味なので、あまり向こう受けしない。派手なことはやらないので、稽古に付き合う側もあまり楽しくないだろう。だから流行らない、ということもあるが、別に流行らせる気持ちもないので、ぼつぼつやっていこうと思ってる。

 

そうそう、スワイショウをすると癌が治る、という話をあちこちで聞く。でもこれ、考えてみれば当たり前だ。秘法でも何でもない。スワイショウを毎日、30分とか40分とかすると、確実に定期的な運動を行っている、ということになる。当然血液の循環、リンパの循環がよくなる。すると、体全体での血液、リンパのメグリ改善で体調がよくなる、免疫力が上がる、そういうことになるだろう。

 

むろん、それだけでなく、睡眠、運動、栄養をきちんと自分で管理するというごく普通のことも付属させる必要があるだろう。実に単純なこと。癌が治るというのもまた、あくまでも付属的なこと。付録と言っても良いかもしれない。