平山栄一記録簿  想哲理越憂愁     

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ゆっくり稽古

誰よりも地味な稽古、というのを目指そう。一体これ何してるのかな? と思われるくらいに、見た目しょぼい稽古。例えばただの体操みたいなのを延々とするとか、スワイショウを40分するとか(これは普通だけど)そういうのをしていく。

 

型の稽古は今のところ二つだけ。太極拳の型とサンチンの型。この二つだけ。出来るだけゆっくり行うのと、少し速くするのと、かなり速くするのと、色々スピードを考える。ゆっくりする稽古が一番いいけれど、速い動きのものも確認しておいた方がいいように感じてる。

 

あと最近足りないと思えるのは、突きの稽古。これもできるだけゆっくりしたほうがいい。地味と言えばこれもひどく地味だけれど、こういうゆっくり動きで突きをするのにも大きな意味がある。突きにおける様々な箇所がしっかり繋がっていくように感じる。達人である友人は、一つの突きに1時間かけろって言ってたが、こればかりはまだ出来ない。20分くらいが限界だった。本当はまず一度だけでも試してみるのがいいのだけど。

 

そう言えば、太極拳の型も1時間かけてするのがいい。まだ今までで4,5回くらい? ある意味、この稽古、勇気がいる。一体この人何してるん? との眼で観られること保証付きという稽古だから。観てる分にも勇気がいるかもしれない。何という変わった人だろう、という感覚を持たず、純然たる興味で観てくれないといけないし。まず、そんな人がいない。

 

サンチンの型は、思い切りゆっくりするということがない。多少ゆっくりにはするが、極端にゆっくりする、というのはやっていない。一度トライした方がいいのかもしれない。

 

ゆっくり動きの稽古は本当に難しく、また、奥深いものだ。意外に知られてないし、する人も少ないけれど、その価値を知っている人にとっては、とても重要な稽古だ。ゆっくりと言っても、動いているか動いていないか分からないくらいのゆっくり稽古は、また格別の味と奥深さがある。そこからコントロールされる動きというのは体幹に密接に繋がるイメージがあるようにも思える。