平山栄一記録簿  想哲理越憂愁     

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緊急事態条項 誰も知らされてない

「自民、公明に、憲法改正に前向きな維新や国民民主を合わせると、改憲の国会発議に必要な3分の2166議席)に迫る。」2022623 2230

 

朝日新聞のネット記事に出ていた参院選予想の記事の一部。選挙が始まる前からこういう記事を出すこと自体、メディアもグルじゃないか、という思いになる私はひねくれてるのか? いや、本当に今のメディアというのはメディアの資格が無い。憲法大改悪の中心となる緊急事態条項について、まだどこもその内容の説明がないことを見ても、簡単にそれは分かる。

 

政府が勝手に緊急事態宣言を出せば、一瞬で市民のあらゆる権利が否定される。財産権すら無くなる。

 

自民党に電話して聞いてみたが、自民党の憲法改正案としての素案はかなり変わるということだった。しかしその内容は判然としない。憲法改正案原案については今度の参院選の選挙の後に出すのだと。国民への周知など全く無い。

 

どれだけ馬鹿にされてるのか、まだ殆どの人が気づいてない。メディアも全く情報を出さない。ネットを見ても殆ど危機感が無い。何も知らない内にとんでもない仕組みが入れられていく。

 

このままだと日本は間違いなくペッコペコになるだろうな。参院選で「予定通り」憲法改悪の発議としての3分の2の議席数が取れれば、すぐに発議、国民投票という流れになる。後は淡々と憲法改悪の事務手続が為されていくだけ。国民投票は最低投票率が無いというデタラメ。投票がまともにされなくても、いくらでも既にやりたい放題。議席数の衆参確保さえできれば、憲法改悪は決まったと言える。

 

緊急事態条項というのがどれほど恐ろしいものか、本当に誰も知らないまま入れられてしまう。自民党の憲法改正案のQ Aに次のようなのがあったと聞いた。

 

外部からの武力攻撃・・・武力攻撃事態国民保護法

テロ・・・警察法(6章 緊急事態特別措置)

大規模自然災害・・・災害対策基本法

感染症・・・新型インフルエンザ等対策特別法等

 

こういった状況に対して、内閣が勝手に緊急事態宣言を為すことができる、という可能性が高い。なにしろ、参院選が終わるまでに憲法改正原案は出さないと言ってるから、どんなものが出てくるか分からない。一言で言えば、自民党が勝手に憲法改悪を目論んでおり、それがもう何の批判も無く通ってしまう、という状況に今はなってるということだと考えられる。

 

感染症の項目まで入っているのは、今の新型コロナウィルス詐欺を利用して、感染者が増えたということをでっち上げれば、緊急事態宣言を出すことができるからだ。安直な緊急事態宣言づくりが可能となる。

 

一番問題なのは、全く何の論議もされず、議席数確保だけで勝手に憲法改悪が簡単に通ってしまう段取りになってしまっている、そしてそのことを国民の誰もが知らないし、むしろ有難いものだと思わされている、ということ。緊急事態宣言が出されると、義務化がどんどん解禁される。マスク、ワクチンを拒否している人に対して、マスク、ワクチンを信じている人が、むしろ義務化してくれた方がいい、と考えかねない。それくらいの空気があるからだ。

 

しかし、そんなことを言ってるのもつかの間で、あっという間に暗黒社会になってしまう。物言えば唇寒し、の世の中となり、特高が幅を利かせ、文句を言う人間はひっぱられ拷問され投獄され、殺され続けた時代がもう一度やってくることになる。

 

全然明るい未来が見えない。書いててもつまらないな。でも、独り言だから。

 

補足:何と冒頭に一部を書いたこの記事。朝日新聞の記事だが、ヤフーニュースのトップに載っていた・・・いやはや・・・