平山栄一記録簿  想哲理越憂愁     

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歩くのを忘れてた

たまに歩くこともありますが、毎日毎日歩ける訳ではありません。今住んでいる沖縄では、まず殆どの人が歩きません。自動車文化が完全に行き渡っており、ほんの近くのコンビニに行くのでさえ車で行きます。まぁ自分は大丈夫だろう、そうはならないはず、なんて思っていた私も、ほんの100メートルほど先にあるコンビニに行くのに、車で行ってしまうようになりました。

 

早朝の古武術稽古でも、歩くという作業はほとんどありません。歩くのは別途、時間を設定するしかない。車がある以上、そしてアップダウンの道路ばかりという道路事情も加わり、まず誰も歩くということをしないようになってしまっています。(もちろん早朝歩行については、やる人はやってます。)

 

今日、朝稽古をしようと思いながら外に出ましたが、ふと、いや、あまりにも歩くということができないでいるから、今日は久しぶりに歩くということだけをしてみよう・・・ということになりました。

 

股関節や膝の故障、最近からの故障や古傷としての故障があり、歩くのにも結構痛みがあります。それもあって歩くのを渋っていた訳ですが、とりあえず、歩いてみようということでソロソロ歩き始めました。やっぱりあちこちに痛みが走るのでそう早く歩けません。歩いている人たちからどんどん追い抜かされていきます。まぁ当然だな、と思いながら、相変わらずソロソロ歩きました。

 

でもこれ、中々楽しいんですよね。久しぶりに辿るコース、あるいは行ったことのない道などを見つけあちこち歩きます。新鮮な景色に癒やされ、天気も曇り模様で直射日光の拷問も無い。(沖縄では絶好のお日様カンカン天気というのはあまり好まれません、直射日光の強烈さハンパないですから)あちらこちらで見ることの出来る草花や木々を観察しながら、時には立ち止まってシゲシゲと見ながら歩きます。脳みそが癒やされます。

 

けっこう歩き、小休止、汗もかいたので塩を少し取りながら水を飲みます。さてと、あともう少し、と腰を上げ、歩き始めました。すると・・・

 

あっちが痛いこっちが痛いと思ってたのが、殆ど痛みが引いてます。腰だけはしつこく残ってますが左程気にならないレベルまで痛みは小さくなってます。そろそろ歩いてたのが、いつのまにか少しだけドシドシと歩けるようになってるではありませんか! 素直に驚きました。たった1回少し距離を歩いただけで、これだけ歩く力が復活するなんて思いもよりませんでした。

 

古武術稽古も大事ですが、歩くのもとても大事です。車にばかり乗らないで、多少の距離は出来るだけ歩くようにしよう、そして、まとめて歩く時間の確保、ということもしっかり計画してやってみよう、そう思いました。

 

明日からはこれまでと気持を入れ替え、出来るだけ姿勢しっかり、足下しっかり、歩いてみようと思います。簡単なようで難しい。でも、とにかくやってみるんだとの決意表明をしておきます。