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④股関節痛の治療体操 番外

股関節痛というのは中々やっかいなものです。歩行の始まりに、ギクっとなると、もう歩くのがいやになります。苦痛になりますね。歩くのが怖くなります。いや、ほんの少し歩く向きを変えただけで、痛みがガガっと響き、腰砕けになります。動きの初動が壊れる訳です。

 

ヒップアダクションのことを少し前に書きましたが、これはこれで大変有効でした。が、やはり痛みは再発します。そこでもっといろんな体操法にチャレンジすることになります。

 

朝の稽古のときに、ひまつぶしの動きとして、椅子に座った状態で身体を後ろの背もたれに少しもたれかけさせ、背筋が45度くらいになった状態で足をまっすぐ伸ばし、(説明が難しいですが、背筋と延ばした足との角度は90度)その後はまた元に戻す、というのをしました。それを左右合わせて200回。200回というのはけっこうな回数になるので大変に思われるかもしれませんが、落ち着いてゆっくりやればそれほど大変でもありません。

 

回数の数え方ですが、左右10回ずつします。一時に、片側100回、もう方側100回では、負担が大きすぎます。背筋を立てるのでなく、後ろへそらして45度くらいにすると、結局、股関節当たりにも負荷がまんべんなくかかるようになります。

 

さらにアレンジも加えます。毎回上の方向へ足を伸ばすのではなく、外転の方向へ、さらに内転の方向へも延ばすようにします。そうすると股関節回りのインナーマッスルの、様々な部分に負荷がかかります。広い範囲のインナーマッスルが刺激を受けることになります。

 

イメージとしては、股関節回りのインナーマッスルが全体に育ち始め、ぐるりと股関節を保護するような形になる、そう想定できるようになります。

 

この体操をした後、歩行すると、かなり楽な状態になっていることが分かります。むろん、また痛みが出てきたりもしますが、それはあまり気になりません。痛みが出ても、以前ほどの痛みではなく、またこういった体操を重ねるとその痛みが治まっていくからです。徐々に痛みが治まっていく感覚があります。それに、痛みが出た場合、またこの体操をすればいい、という安心感もあります。

 

またこの体操でもやっかいな痛みが出てきたとしたら、また他も考えてみます。今の所、この方法がピカイチですね。まぁ身体は自分の道連れですから、仲良くやっていきたいと思ってます。