平山栄一記録簿  想哲理越憂愁     

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8月22日の2 どこで暮らすにせよ、最も重要なのは自信だ

「イップマン完結」の中で、イップマンが息子にかけた言葉に打たれました。

 

「どこで暮らすにせよ、最も重要なのは自信だ。」

 

とても深い言葉だと思います。この映画の中ではイップマンが息子の留学先としてアメリカに行く行かない、という場面があり、その流れの中で語られたことになってます。私自身、日本を離れて一年間ロンドンに住んだことがあり、その体験の中にも当てはまる言葉だと感じました。この言葉は、故郷と仕事場、田舎と都会、などの対照にも通じるものだとも感じました。

 

どこに住もうと、そこで暮らすことがほぼ運命だとしても、生活を紡いでいく中で最も頼りになる感性は自信という二文字です。根拠があろうと無かろうと、ともかく気持ちをフラフラさせず、どっしりとした自信を胸に秘めながら人生を歩む。それが最も進む道として正道だと思います。

 

最近、イップマンの映画にはまっています。イップマン誕生・イップマン序章・イップマン葉問・イップマン継承・イップマン完結・イップマン最終章。順番はバラバラですが6点見ました。

 

いずれもとても面白く、考えさせられること、打たれることが多く、少なくともとても楽しめました。勉強にもなりました。ファイトシーンより、人間として感じさせられる所、人間としてこうあるべきじゃないかと考えさせられる所に興味を持っています。この人自身、アップダウンで色々とご苦労もされているように思います。

 

家族の中での相克、愛情の行き違い、理解、覚悟などが色を織りなし、さらにまた人間として様々に流浪する様が印象に残りました。人間ってかっこいい部分ばかりではない、これは当たり前のことなのですが、さらにまたそういった受け入れかねる体験をも越え、誠実さの裏付けを一枚一枚貼り付けながら生きていくのだ・・・そういう思いを新たにすることが出来ました。

 

私にとっては親子の相克の部分が最も強く胸に響きます。人並み以上に父母との相克、特に父と自分の間にわだかまる考え方、感覚の行き違いに悩みました。同じように自分の子供との間にも、お互いの理解を超える行き違いが生じ、修復ができないでいるままになっています。そうした負の部分を覚悟して受け止め、これからの行き方の中で考え続け、張りぼての人生にならないよう、実を自らの努力で形作っていかないといけない、と思わされました。

 

映画って本当にいいもんですね。水野晴郎が言ってた言葉を思い出してしまいました。

 

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